やれるまで、やってみる
みいちゃんのお菓子工房 店長体験コース終えました。
最終日は、本番の開店状況をあえて作り出し、子供たちにケーキ屋のOPENまでの時間、臨場感あふれる舞台裏に入ってもらい、全員が仕事をする、自分から気づいて動く、という事を小学生に課せました。
ハードに見えるかもしれませんが、これは、みいちゃんがやってきた事。でも優しく支えます。
高校生になってバイトをするのと違い、小学生で、本番の仕事をする事、社会を早くに知る事、とても大切だと思うのです。
私自身が3人の子育てで、それを実感しているので、間違いないです。社会を知るのは、早ければ早い方が、いいです。
私は、これまでみいちゃんに
「やってみ」
これで片付けてきました。
今日も
「やってみ」
の連続。
そしたら、焼き菓子の置き方が、お客さま向けになっていなかったり、自販機の焼き菓子を補充してもらったら、自分が自分のために出した足台が片付いてなかったり。
これは?
と聞くと
「あっ」 と気づいてくれます。
気づく事で、次から決して同じ事はしないでしょう。
でもバイトでは違います。
今日の子供たちが、バイトだとしたら、時給です。
お給料を渡すので、最初から「気づく場」という事をわざわざ時間をかけて指導しません。
キッズラボは、わざわざ、失敗しても良い環境を作ってあげます。ひどっ、と思うかもしれません。
でも、みいちゃんは、これをひたすら実践し続けたおかげで、誰よりも早く、プロの仕事を身につけ、自分で考える事が普通にできるようになったんです。
マニュアルを読めば、自分らしくアレンジ出来ません。
マニュアルを与えたら、考える事をしません。
焼き菓子を反対向けに置いてしまっても、自分が気づけば次からは、お客さまに手にとってもらえるようにセッティングするのはどうしたらいいかな、と自分で考える事で、1つの仕事が楽しくなってきます。極められます。
小学生の間に、いかにこの経験を多く積むかで思春期の中学時代を超えた時に、また再び感性が戻ってきます。
これが自宅だったら、親子の関係が、微妙に邪魔をします。気になって、言ってしまったり、親に甘えたりします。
第3者の環境で、作られた仕事でなく、プロの現場を知る。
これができるのが、みいちゃんのお菓子工房。
トライアルの店長コースを終え、みいちゃんは、いきいきしていました。子ども達を指導する立場になった事も、違和感なくやってくれました。数年前は、工房に子供たちが体験に入ると、固まってしまった事もあり、工房体験を中止しました。あれから、少しずつ克服ができ、自分の役割りに気づき、自分が子供たちに求められている事の居心地の良さを感じてきたように思います。
ひょっとしたら環境が整えばできるかもしれない・・という事をやってみようと思います。
これは、みいちゃんが一番やりたい事です。
小学生在学中に出来ていたんです。
学校というハードルが高い環境でもできていたとすれば。
環境さえ整えれば、それが、一番みいちゃんが望む姿なのかもしれない・・と思うのです。
そして、それは、これまで多くの子ども達から要望があがっていた事です。
これまで私が、できない、と決めつけていました。
実際にやってみたけど、できなかった・・。
でも、それは、そのままの環境ならできない。
他の手段を考えもせずにできない、という結論はださないでおこうと思います。やれるまで、何度もスタイルを変えてやってみます。
それができれば、みいちゃんは、変われる。
母としての役目。
オーナーとしての仕事。
そして、みいちゃんの支援者としての大仕事。
やれるまで、やってみる。
それは、みいちゃんのため。
そして、みいちゃんを応援してくれている子供たちために。