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腸内細菌と自閉症

昨日は、一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会の学術大会に参加し、ランチタイムのセッションに登壇させていただきました。

これまで腸内フローラという言葉と接点がなかった私。

腸内細菌の移植が未来の子供たち、そして私たちに多くの可能性を残している事を医師の方々の発表を通してとてもわかりやすく理解する事ができました。
そして、何よりも腸内細菌の移植の研究結果。
自閉病のお子さんを対象とした特定臨床研究の結果報告にて、3割前後のお子さんに良い傾向がみられた事。自閉病は治らない、のではなく、症状を改善する方法があるのかもしれないという可能性を多く残す研究結果でした。
そして、何よりも腸の難病と40年近く付き合っている私は、治療がない人生を経験。がんの予備軍である私にとっては、ガン予防と腸内細菌の関係の発表に、自分も自分の力で予防策をしてみようと改めて思ったのでした。
まずは、食生活から。腸内をきれいにする事。
自分の体は自分しか大切にしてあげられない。
城谷医師の書籍をその場で買い込み、読みこんだ私。「腸内細菌が喜ぶ生き方」に納得する言葉がたくさんあったので、一部のみ紹介します。
「幸せ物質」は、腸内で腸内細菌が作っていた。腸は第二の脳。
昔の日本人は、腸が脳のような働きをする事を知っていたのではないか。
「腹の虫が収まらない」「腹が立つ」「断腸の思い」「腹に納める」など腹に感情があることを知っていなければ表現できないのではないか。
地球は46億年前に生まれ、地球においても細菌は人間よりもはるかに先輩。
そして細菌たちは進化している。
この本を読み、学術大会の発表を聞いた私は、自分って誰なんだろう、と真面目に考えた。
ひょっとしたら、腸の中の細菌が意思を持っていて私を操っているのかもしれない、とすら思いました。
脳ではなく、腸の細菌達の凄さ。
新しい発見ばかりの1日でした。
世の中には、知らない事が多いです。
自分で知ろうと思わない限り、その「知識と情報」に出会う事はできません。
自分が変われる素敵な1日でした。
一般社団法人 腸内フローラ移植臨床研究会
https://fmt-japan.org/
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