先日、みいちゃんと栃木へ旅にでました。その1日の様子をコラムで記しておきます。

みいちゃんが、行きたいと言った「日光東照宮」

私は２回目です。高校の卒業旅行以来です。おぼろげな記憶はありましたが、現在の姿を見て目が飛び出ました。

その彫刻の美しさに。

これは、みいちゃんも驚いてました。すごい数の彫刻。彫刻しているものどれをとってもすごかったです。

当時、高校生だった私には、彫刻の芸術にはあまりピンときてなかったのか、記憶に全く残ってません。ようやく50代になりこの彫刻の素晴らしさが理解できるようになったのかもしれません。

でもそれ以上に感動していたのが、みいちゃんでした。

みいちゃんは、商品を生み出す側、クリエイターです。みいちゃんは、これまでも盆栽などを見て感動するタイプです。日光東照宮のきらびやかな建築物にほんとにみいちゃんは見入っていました。

そして、やはり１番、目に刻んでおきたかったのが、

道中の運転中に、みいちゃんのその意味を調べてみ、と言いました。なんて書いてる？と聞いてわざとみいちゃんに声で出させようとしました。自分の声で発信する事で脳に入るからです。

「幼いうちは、純粋で周囲の影響を受けやすい。だから世の中の悪いことは見聞きせず、悪い言葉も使わせず、良いものだけを与えよ。

この時期に、良いものを身につけておけば、悪いものに触れても正しい判断ができる」

としどろもどろに読み上げたみいちゃん。

「なんの事かわかる？」と聞くと。

「わからん」と一言。

ここまでは想定内。

私から、次の一言を伝えるための前降りでした。

「そのままのみずきでいいって事よ」

と一言。

え、説明が雑すぎるやろ　笑　と思われたあなた。

みいちゃんは、難しい事が理解できないんです。

みいちゃんにわかりやすく伝えたかったんです。

「声なんていらないよ。おさるさんも、ほら、口を隠してる。耳も目も隠してる。気持ちがあれば、いらないって事」

と解釈を勝手に変えて伝えました。

みいちゃんは、「うん」と言いました。

これで、みいちゃんに、伝わったんです。

ここだけの話、正直、昔から伝わるその意味は、親への教訓。

現代風にその意味ごとアレンジしたい、と思ったから、みいちゃんにそのように伝えました。

子供に良いものだけを与えるって、私はすごく違和感を感じます。悪い事、難しい事を知って初めて、それが悪い事、難しい事だってわかる。だから次からやらないでおこう、とか、どうやったら壁超えられるかを自分ごととして考えられる。

自分で勝手に作った解釈だけど。この意味を忘れないように３匹のお猿さんのキーホルダーを買い、かばんにつけました。

みいちゃんが、今の時期に日光東照宮に行きたいと言った事には、何か導かれているものがあるように思います。

２０２４年１２月　栃木にて