みいちゃんのお菓子工房

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自販機メレンゲちゃんの改良

「無理」なんてものはない。

私も瞬間的に使ってしまう事があるんだけれど。
この
「無理やし」
と言った瞬間に頭が「できません」という方向に染まってしまう。

だから私は、もう言わないでおこうと思うのです。

店舗内に自販機を設置して3年。
たくさんの方に自販機メレンゲちゃんで購入をいただき、最近では、ホールケーキの受け渡しで重宝しています。焼き菓子も全部売切になっていることもあるし、ほんとにたくさんの方が利用していただいてるんです。でも、根本的な問題。冷蔵自販機なのに冷蔵にならない!ってのが、致命傷。


だからずっと諦めてたけども。

みいちゃんの将来の自立のためなんとかする。

業者がダメなら、自分でする。
自分で考えて。誰かに相談して。
誰かに考えてもらって。
なんとかする。

みいちゃんの人生がかかってんだ。
私がいなくなった時に、ケーキがみいちゃん1人で販売できるように。

その方法がないなら考えろ。あきらめるな。
3年も放置して。何やっとんや。
と、昨日、もう1人の自分が頭の中で、怒ってきましたので、一瞬で納得し。

やるべきことをやってから、無理だと言え!と自分を叱りました。

という事で、知恵をいただき。
自分達でなんとかする。むっちゃアナログでもいい。
むっちゃ、見た目が悪くてもいい。
ケーキを届けたいという愛情が伝われば
わかってもらえるはず。
頑張ってみる。

ちなみ、雨対策、風対策、これまでも幾度となくやってきた。
その都度、自販機がバージョンアップしてる。(いちようこの自販機、屋内用で・・)

もう私達からは、自販機じゃないんです。生きた社員です。名前もあります。メレンゲちゃんっていうんです。
みいちゃんのケーキをお客さまにお渡しいただく大切な社員です。台風対策では、日射避けのシェードでなく、雨防止のカーテンに変わります。これでも一生懸命考えてるんです。

お客さまが濡れないように。
ケーキを取り出す時に困らないように。
出す時に置き場がないと困るから棚を設置したり。
小さい子だと上まで手が届かないので、足台を手作りしたり。
雨でガラス面が濡れて見づらい時にタイルで吹けるようタオルも常設したり。
ケーキをその場で食べる観光客もいるかなと思い、カトラリーとお皿もセットしてみたり。
最強保冷剤をいれたクーラーBOXごと入れたり。

でも、それだけでは足りない。
その致命傷をどうにかしよう。

「もう無理かも・・」って、もう言いません。
言わない!
なんとかなるまで、なんとかする。

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